院長:藤掛 重幸
- 出身
- 岐阜県可児市
- 生年月日
- 1974年 10月 1日
- 資格
- はり師・きゅう師(国家資格)・加圧トレーニングインストラクタ ・トルクリリース(ベーシック修了)・ニューロオリキュロセラピー・子宝整体師・ファスティングマイスター・分子栄養学認定士
- 趣味
- サーフィン・スケボー・釣り・家庭菜園
ふじかけ鍼灸院の理念
私は27年の臨床経験と自身の体験から
人生を充実させるための基本である!
と確信しております。
体の調子が良いと、気分が良いという体験は、あなたにもあるのではないでしょうか?
『気分が良い。』
そんな毎日を、10年20年と続けられたら人生に必ず良い影響があるはずです。
人生をより良くするための基礎である『健康な体』作りをサポートしたいという理念のもと、あなたがお困りの症状を一刻も早く改善し健康な体を取り戻して頂きたい。
さらには、『健康な体』を維持して生き生きとした人生を歩んで頂くことを目標に、日々の臨床に臨んでおります。
私が可児市でふじかけ鍼灸院を開院するまで
職人になりたい!
私がはり師になりたいと思ったのは、高校3年生の進路を探す頃でした。
ある日、テレビで見た伝統工芸の職人の姿。はり師とは全く関係ありませんでしたが、その職人のたたずまいは凛としていて繊細な作業を丁寧に黙々とこなします。
出来上がったのは重箱でした。蝶が舞う様子が真珠の様な貝殻で表現され、黒く塗られた漆は何度も磨かれてとても上品な艶をまとっていました。
その箱の美しさに高校生ながら引きつけられたと同時に、作った職人にも衝撃を受けたことを今でも思い出します。黙々と一つのことに打ち込んでその道を究める職人って「カッコイイ!」「職人になりたい」漠然と思う様になりました。
はり師の道へ
ある日進路を探す中で、鍼灸(はり・きゅう)の大学を見つけます。
はり師とはどんな仕事なのか?
漆塗りの箱とは全く違いますが、はりやお灸を使って人の体を治す仕事を調べていくうちにどんどん興味が沸いていき、手間暇のを掛ける手仕事であり丁寧で繊細な作業を必要とし、更にとても神秘的な所にどんどん惹かれていきました。
テレビで見たあの職人のイメージに重なり、私は、はり師の道に進むことに決めました。
これじゃない!
卒業後いくつも病院のリハビリ施設で経験を積み重ねていきましたが、どこの病院も施術法は一緒で、電気をあてたり、首を引っ張ったり、温めたり、10分位の短いマッサージ、簡単な鍼灸などマニュアル通りの流れ作業でした。
何年も通い続けているのに治らない患者様を何人も見てきました。患者様に辛い症状があっても、治す治療をさせてさえもらえない。病院という組織や、保健医療の壁を感じ「これでいいのか?」「こんな治療では治らん。」「自分がやりたい事はこれじゃない!」と感じながらも、リハビリスタッフを続ける、悶々とした日々を送ります。
やっと見つけた一筋の光
そんな時、偶然にも大阪にあった三村鍼灸院にご縁があり弟子入りさせて頂くことができました。鍼灸院で修行をしていく中で、職人として一人一人に向かい合い、丁寧なはりをしていく師匠がいました。そして患者様が治っていくのです。
2年間修行をさせて頂き、やっと自分のやりたいはり治療の形を見つけることが出きました。そしていつか見た職人の様に手間を惜しまない、丁寧で繊細な仕事がしたいという思いで、2005年12月25日、故郷の岐阜県可児市でふじかけ鍼灸院を開院しました。
董氏楊氏奇穴との出会い
開業後も年に何度も研修会などに参加し、常に新しいはり治療の技術を勉強してきました。それまでは患部にはりをして症状の改善を図る治療をしてきましたが、どうしても治せなかったり時間がかかる症状の方が多くなり、納得いかない思いを抱えていました。
そんな時、たまたま出た研修会で董氏楊氏奇穴(トウシヨウシキケツ)というはり治療に出会いました。それは今まで行ってきたはり治療とは全く違い、患部にはりを刺さず手や足のツボはりをして全身のあらゆる疾患を改善します。
研修のあったその日のうちに、習ったことを半信半疑で母親の五十肩の治療に試してみました。驚くことにその場で効果が出るではないですか。しつこかった痛み、動かせなかった腕がその場でほぼ改善されてしまいました。その衝撃的な出来事から深く勉強するようになり、今は董氏楊氏奇穴を当院のはり治療として採用しております。
おかげでそれまで治せなかった症状の改善度が上がり、また、対応できていた症状も少ないはりの本数で済み、改善までの期間が短縮できるようになりました。董氏楊氏奇のおかげで患者様にも喜んで頂けることが多くなり、はり治療が以前より楽しくなりました。
ますますこの道を探求し極めたいと思うようになりました。
はりの職人として丁寧な仕事を
高校生の時にテレビで見た職人には、まだまだ及びません。
はり師の道を極めるには、技術だけではなく人間性も磨く必要があると最近切に感じるようになりました。
これからも理想の職人に近づけるよう、はりの技術はもちろん一人の人間としても日々磨続けていきたいと思います。
お電話ありがとうございます、
ふじかけ鍼灸院でございます。