腰椎椎間板ヘルニアとは
現代の心身共にストレスの多い生活は、非常に腰に負担が掛かりやすく、腰椎椎間板ヘルニアは、特に負担のかかりやすい第4腰椎と5腰椎間、第5腰椎と仙骨の間に多く発症します。
一般的に30~50代の男性に多く、女性の約2倍と言われています。
各腰椎の間にある椎間板(クッションのような軟骨)が、変形して飛び出し神経を圧迫することで、激しい痛みやしびれなどの、いわゆる坐骨神経痛の症状が現われます。
主な症状は・腰やお尻の激痛・足の痛み、しびれなどが現われ、重度の場合は・排尿障害・下肢の筋力低下などが現れます。
腰椎ヘルニアのの80~85%は自然に軽快すると言われていますが、放っておいていて慢性化や、悪化をさせないためにも、できるだけ早めの改善が重要になります。
腰椎ヘルニアの症状
腰椎ヘルニアの特徴として、腰痛や、坐骨神経痛(片側のお尻から足にかけての、激し痛みやしびれ)が生じます。
坐骨神経痛は、初期段階から激痛であることが多く、歩いたり、立ち座り、寝返りする動作が出来ないほど痛かったり、痛みで夜寝られないこともありますが、2~3週間で徐々に痛みやしびれが緩解していく場合もあります。
腰椎ヘルニアは主に、
- 腰、臀部、鼠蹊部(足の付け根)の痛み、しびれ
- 片方の太ももの裏側、外側の痛み、しびれ
- 足の皮膚感覚が鈍くなる
- 痛みで寝返りができない
- 同じ姿勢をしていると痛くなる
- 腰をひねったり、前に曲げると痛む
などの症状が現われます。
■危険な症状
腰椎ヘルニアにも、早急に手術などの適切な処置が必要な場合があります。
- 両下肢の痛みやしびれがある
- 足に力が入らない
- 尿失禁
- 尿が出にくい
- 肛門付近の違和感
- 排便に障害がでる
この様な症状がある場合は、早急に病院へ行って下さい。
腰椎ヘルニアの原因
腰は5個の腰椎と呼ばれる骨が、積木ように段々に積み重なっており、各腰椎の間には椎間板と呼ばれる軟骨組織があります。
椎間板は線維輪と髄核でできており、靭帯などと共に背骨をつなぎ、クッションのような役目をしていますが、加齢や、腰への長年の負担、喫煙などで椎間板が変形し(髄核などが外に飛び出し)神経を圧迫する事で腰椎ヘルニアの症状が現れます。
髄核が飛び出した場所により圧迫される神経が異なるため、症状の出る場所も異なります。
病院、整骨院、整体で行われる対処法
腰椎ヘルニアの約80~85%は、自然に改善すると言われていますが、症状の慢性化や悪化、違う病気が隠れている場合もあるため、腰椎ヘルニアの症状が疑われた場合は、まずは病因の検査を受け状態を確認してもらうことが必要です。
■病院での治療
保存的療法
・安静・コルセットの装着・腰椎牽引・腰のマッサージ・痛みが強い場合、ブロック注射などの対症療法が行われます。
手術療法
各種療法を2~3か月しても効果がない、痛みが強い、筋力低下や麻痺、排尿、排便の障害があるなどの場合、手術が行われます。
■整骨院、整体で行われる施術
多くの場合・腰の牽引・温熱療法・電気療法・患部のマッサージ・背骨や骨盤の矯正などの対象療法が行われます。
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