男性不妊とは

不妊症とは、健康な男女が妊娠を希望し、夫婦生活を一定期間営んでいるにも関わらず妊娠しない状態であり、日本産婦人科学会ではこの「一定期間」を1年と定義しています。

男性不妊の主な症状は、自覚症状がほとんどないことですが、主な原因には精子を作る機能の異常などがあり、生活習慣の改善や薬・手術で対処します。

男性不妊の症状

男性不妊の症状は目立ったものがほとんどなく無自覚なことが多く、1年以上妊活をしても妊娠に至らない場合、男性側に原因がある(約50%)場合があります。

左右の睾丸の大きさが違う、陰嚢に腫れや血管が浮き出ているなどの症状がある場合もあります。

男性不妊の原因

男性不妊の原因は主に3つに分かれています。

造精機能障害(約8割)
精巣の血管壁がこぶ状になる精巣静脈瘤や、おたふく風邪の合併症など、または原因不明な場合もありますが、精巣で精子をうまく作れない、精子の質が悪い状態。

性機能障害(約14%)
勃起障害(ED)や射精障害により性行為がうまくいかない状態。

精路通過障害(約4%)
精子は作られているが通路が詰まっていて精液に出てこない状態

男性不妊の検査

男性の検査は、精液検査と、泌尿器科的な検査に分けられます。
(1)精液検査
精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無などを検討します。2-7日の禁欲期間(射精しない期間)の後に、用手法(マスターベーション)で全量を採取します。男性の精液性状は日に日に変動するため、悪い結果が出た場合でも、再度検査をして問題ないとされることもあります。

(2)泌尿器科的検査
①診察
不妊症に関連する病気の既往の有無、勃起や射精などの現在の性生活の状況を確認するとともに、精巣(こう丸)などの外陰部の診察、精巣サイズの測定、男性不妊症の原因として最も頻度の高い精索静脈瘤の有無などを触診で行います。

②超音波(エコー)検査
陰嚢にエコープローブを当てて陰嚢・精索・精巣を観察します

③内分泌検査(採血)
血液中の、男性ホルモン(テストステロン)や性腺刺激ホルモン(LH、FSH)、場合によってはプロラクチンなどを調べます。これによって精液異常の原因を検索、勃起障害や射精障害がある場合にも必要です。

④染色体・遺伝子検査(採血)
精子数が極端に少ないまたは無精子症の場合には、染色体検査や遺伝子検査(AZF検査;Y染色体微小欠失)。また、精巣内精子採取術などの治療の可能性を検討するうえでも大切です。

⑤特殊な検査
精子の機能を調べる検査、精嚢や射精管の形態を調べるMRI、精巣での精子形成の状態を詳しく調べる精巣生険、勃起能力を調べる検査などが、病状によって行われます

一般的な対処法

ホルモンバランスを整える薬や、EDの治療薬、漢方薬が処方されます。

症状により、精索静脈瘤の手術、精巣内精子採取術などの手術という方法もあります。

人工授精、体外受精、顕微授精などへのステップアップ。

禁煙、飲酒の制限、食事や運動、精巣を暖め過ぎないなど生活習慣の改善んも必用になります。

 

鍼灸により、自律神経の乱れを整えることでEDの改善や、ホルモン分泌、精巣の血行不良、原因が良くわなからない状態などに効果が期待できます。

ふじかけ鍼灸院